390 DUKEでプチツーリング(後編)
中編はコチラ。
話は店長さんが中心に。
店「今日は天気いいねー、こんな日は仕事したくないね」
私「そうですね、ツーリング日和ですね」
店「もうそろそろ仕事も辞めたいんだよね」
で、出たーーー!
初対面なのに大胆な発言キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
私「え、どうされたんですか?」
店「儲からんし、なかなか休めないし」
確かに業種的に休めないのは分かる。
しかし、儲かるか儲からないのかは分からない。
こればかりは人によって基準が違うから。
店「もう辞めたいって、クシタニ本社に行って社長に直訴した事あるんだよね」
私「えっと、浜松ですかね?」
店「そう、浜松。800kmだからすぐだよ」
で、出たーーー!
距離感が圧倒的に違うベテランライダー発言キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
私「それって途中休憩しますよね?」
店「休憩?ガソリン入れる時ぐらいかな」
私「食事は摂りますよね?」
店「朝一に出れば、浜松には昼過ぎに着くからそこで食べるかな」
まさしくダンガンロンパ、もとい弾丸ツアーである。
世の中に不可能なんてないのである。
店「クシタニの社長にうまい鰻を食べさせてもらったら、何となく続けようかなと思って」
私「そういうもんなんですか」
店「そうだね、それから続けてるからね」
そもそもなぜお店を始めたのか、質問をぶつけてみることにした。
この話もとても興味深く、人生って何があるか分からないなと思わせる話だった。
これは後日談として綴りたい。
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私「では、そろそろ失礼しますね」
店「気をつけて。今日は天気が良いから白バイ多いよ」
私「はい、分かりました。では秋冬ジャケットが入荷されたら連絡下さいね」
店「分かった、連絡するよ」
お目当ての秋冬グローブを入手し、気分よく店を後にした。
昔住んでいたところも近かったので、そこへ行ってみることにした。
道路がキレイになってるよなーと思いつつ、前の車が急にスピードを落としたことに違和感を覚える。
『プォーーーーーーン』
え?
赤色灯?
白バイ?
『はい、そこの先の左のところで止まりましょうか』
え?
何ですと!?
無駄な抵抗はせず、指示に従って路肩に止める。
白「ここ、40kmなんですよ」
私「何km出してました?」
白「62kmだから、20kmオーバーですね。2点減点になります」
で、出たーーー!
今まで無違反でゴールドだったのに減点キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
私「(>'A`)>ウワァァァ。昨日、納車されたばかりなんですよ」
白「これKTMですね、オフロードですか?」
私「いや、ネイキッドです(キリッ」
白「免許証を見せて下さいね。お、僕と誕生日が4日しか違いませんね(ニッコリ」
私「そうなんですか」
この白バイ隊員さん、同い年であった。
何もメリットないけど。
しかし、かなり物腰柔らかで丁寧なので、不思議と嫌な気にはならない。
白「罰金じゃなくて反則金は12,000円です。車よりちょっと安いんですよ」
私「じゃあ、今から払いますね」
白「いやいや、後日銀行か郵便局でお願いします。不正の温床になるので」
私「あ、そうなんですか」
素で反則金の支払い方法を知らなかったのである。
5,000円で見逃して欲しいという考えが一瞬頭を過ぎったが、口には出さなかった。
そんなこと出来るわけがない事ぐらい分かる、分かってるよ。
転んでもただでは起きないのが信条。
今回の疑問をぶつけてみた。
私「ちなみに、どうやって速度を計測するのか教えてもらえますか?」
白「いいですよ。大体100m離れて追従します。そして速度を計測するんですよ」
確かにメーターのところに62kmと表示されている。
白「レーダーだったら正確に速度が計測されます。我々白バイは追従型なのでその時によりますね」
私「なるほど、参考になりました。以後気を付けます」
白「では、お帰りの運転はお気をつけて」
私「白バイさんも気をつけて」
走行距離は約160km。
これまたすったもんだあったけど、かなり濃いプチツーリングだった。
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